カテゴリ
以前の記事
2009年 08月 2007年 03月 2007年 02月 2006年 10月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 フォロー中のブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
チャ−オ!
遠くから、聞き覚えのある声がした。甘く、柔らかく、懐かしい、、、、。 M子登場である。こいつがなんとも軽装。まるで近所へ散歩に出かける様な出で立ちだ。 本日焼きたてパンのようなこんがり素肌で彼女は現れた。 ゴージャスなピンクの花刺繍が入った黄緑色のキャミソールが焼けた肌にマッチして とてもキュートである。どうせ、これもミッソーニ?かドルガパだろ!?フン!と怒りもあらわに聞いてみれば、なんてことはない。渋谷のギャルブランド "ANAP"との事。 (マルキューや、スペイン坂などに店鋪を構える、大変リーズナボーなお店です) ここで教訓。構わずプラダ等の高級ブランドを日常使い(普段着)しておくと、いざ安物を着ていても、イメージ先行で ”高そう”に見えて、お得。 くっそー!(←レディの皆様、言葉が汚くてすんません) 私なんかは、奇抜でポップなピアスやら小物が好きだったり、洋服も個性重視主義!となると、CUTIE世代が好むような破格なもの〜驚くほど高価なインポートもの(ちょっと奇抜な1点もの)まで、それこそ様々な着こなしをするのだが、ポップなものって、なんだか安っぽく見えるようで、たまに高いものを身に付けていてもわざわざ”値段自慢”しないと誰にも気付かれないし、自慢したとて ”そんなに高いの?アホくさっ!”と驚かれるだけ、、、。損しております、、、、。 話は脱線したが、キャミ+Gパン+オシャレサンダル、、、そしてカゴバック(セキュリティー率ゼロ)という軽装のM子は、空港の洒落たカフェなんかで隣のイタリア人にちゃっかりナンパされながら、のうのうとパニーニなんかを食っていやがった。 一方のワタクシと言えば、前述の通り”鬼嫁”いやはや”阿修羅女”と密に過ごしたフライト12時間(眠れず)を経て、心身共にボロボロ、装いは前述通りの”小学生風” M子に会った喜びと興奮から、口を泡だらけにして、一連の成りゆきを報告。 (まさに学校から帰ってきた子供がお母さんに、本日の出来事を報告する感じに類似) 一通り話し終わると、お腹がぐ〜っと鳴ってきた。この時がこの旅の始まりでようやくリラックスした瞬間だった。 ”morerockもパニーニ買う?””いや、我慢しとく、、、機内食出たら大変だし、フランク着く時間が微妙(夕方〜夜)だから、Y田ちゃんが夕食用意してたら大変だもん!” こういうところは、結構頑なな私である。 しかしながら、まったくもって呑気なアリタリア。こんなに慌てて搭乗ゲートに駆け込んだというのに、1時間も遅れている。私はこんな時も、”機体に何かあったんじゃないか?”とやきもきしたりするのだが、M子は飽き飽きの御様子。 私が本邦から持ち込んだエロ本(風)にかじりつき、しばし読みふけている。 さんざん読んでおいて、最後に ”アンタ変な本持ってくるんじゃないよ!”(真剣に読んでたクセに、、、、。むっつりスケベな女だね!) ようやく搭乗。私の腹ぺコはピークに達し、日本人が居ないのを好い事に、機内で合唱。”食い物!食い物♪”結局、M子のサンドイッチにまで手を出す始末。両手にサンドを持ってほおばる姿を、M子は爆笑しつつも愛おしそうに眺めていたのだった。 M子も私との再会が嬉しかったんだな!(思い込み) ほどなく、フランクフルトへ到着。 旅行に行く度に思うが、空港って”お国”のカラーが顕著に出てるよね。 ”日本”の空港は到れリ尽せリの親切な空港、”ミラノ”は自由で明るくて、シャレた空港、フランクフルトに着いたとたん思ったのは”整然としていて堅くてクールで、、、でもちょっと暗めな感じ”のイメージだった。さあ、中身はどうだろう? うーん、、、ぱぱっと周りの人を見てみても、明らかになんか違うんだよな〜、イタリアとは。地味で堅物な人が圧倒的に多いなあと所感。 出口にゆくと、そこには2年ぶりに会うY田ちゃんが両手を広げて出迎えてくれた! Y田ちゃん、大学時代から綺麗な顔立ちで、なるべくしてスッチ−になり、結婚退職後 旦那の転勤でミラノ2年、フランクフルト1年の生活をしているお方だが、、、なんか ますます磨きがかかって美しくなってた。 海外で生活しはじめたばかりの頃は、スッチ−経験者に関わらず、ワールドグローバルな感じにあまり興味のないY田ちゃんは”つまらない””帰りたい””日本で皆と呑みたい”といつもしんどそうに愚痴をこぼしてた。 散財派かつ奔放なタイプのY田ちゃんに比べ、旦那様は倹約家で、お厳しい方である。 Y田ちゃん談では”完璧主義”でいらっしゃるとか。 斯様に正反対な性格の持ち主が結婚していきなり、み知らぬ土地で生活となれば、確かに馴染むまでには相当時間がかかるのであろう。自然と喧嘩も増えるだろうな。 そんなわけで、ミラノ時代のY田ちゃんは少しやつれている感じがあったのだが、今回はそんな事はなかった。 会ったとたん、”幸せそうだな”とその顔から読み取れて、ほっとしてみたりする。 逆に、たった12時間の恐怖機内でパワーを吸い取られてしまったのか、私の方はY田ちゃんから、”なんかますますちっちゃくなっちゃった感じがするけど、、、痩せたの?”と言われた。(痩せてないんですけどなぜだろ。。) 車でY田ちゃんの家に向かう。道すがら、初のフランクフルト観光。 ここでもY田ちゃんの愚痴調ネガティブな説明が飛び交う。 ”本当につまらない街でしょう。ここは金融街と言われてて、銀行めいた建築物しかないのよ〜。風流もないし、外国に来た気がしないでしょう〜” そ、そんなにハッキリ言わなくても!う〜ん、でも確かに。”ここは、外国よね?”と 一生懸命、ドイツ語の看板やネオンを探し出さないと、どうも外国的風情に浸れない、 それが私のフランクフルトへのファーストインプレッションであった。 Y田ちゃんは言う。夫婦生活自体は安定してきたけれど、フランクフルトは街がつまらない。ミラノの方が楽しめたが、あの頃は夫婦生活がスタートしたばかりでしんどかった。。。 う〜む、国の順番が逆だったらよかったんだね!なかなかままらなないもんだね〜。 憧れの海外転勤ワイフも、楽なもんじゃね〜のかなあ?と思いながら、Y田家に着いたら、、ど、どびっくり! ”広いパノラマガーデン、テラス、庭を一面に見渡せるガラス張りのゴージャスルーム、リビング、客室(ホテルの客室みたい!)、夫婦の寝室(超広い!)そして、近代的なバス&トイレット、、、、。う、美しすぎる! 特に、庭園はかくれんぼが出来そうなほどの広さ。日本ではなかなかお目にかかれないかも。やっぱり、一流商社あたりに勤務してると、いわゆる”セレブ”なんだなあ、、 せめて庭の花でも摘んで帰ろうかな(無断で)な〜んて、羨望の眼差しで隅々隈無く 物色していると、ここでもY田ちゃん、溜息ひとつ。 ”庭がでかいのはいいけどさ〜、旦那がケチ夫だから、ガーデニングはお前の仕事だ。庭師なんかに頼るな、勿体無い”って、木とか全部自分で切ってるんだよ〜。” 、、、、、だ、旦那!貴方、なかなかユニークな方でやすな?! どこのセレブ妻が、ハシゴに登って木を切るんですか!(笑) だけど、Y田ちゃんって昔っからなんだか底力があるんだよね。背も高いし、力も強い。寝坊もサボりも一流レベルだったけど、それ以上レベルの根性もあった。 だから、”心配だった卒業”も根性で制覇したんだよね〜(爆←時効って事で!) そんなわけで、主婦兼庭師(兼 etc,,,←実によく働く事!)となったY田ちゃん。 上手にあやつる旦那。 なんか私はこの夫婦、好きだぞ。 本日より2泊、このゴージャスY田家で私達は世話になる。 短い旅の段取りはこんな感じに組んだ。 1日目は、旅疲れもあるので昼までゆっくり寝て、午後にハイデルブルグという小さなカワイイ街にゆく(車で1時間)そこで、ドイツ料理もトライしてみる。 2日目は、M子がイタリア留学中ルームメートだったドイツ人”アニータさん”が、 ミュンヘンから遊びに来るので、ショッピングと観光、夜はY田家ガーデンでバーベキュー。 話し込んでいるうちにY田もM子も眠くなってきた模様。(ちなみに、マイペース?な旦那様は到着時すでにご就寝でした、、、超健康的!) しかし、一番疲れているのはなんと言っても、恐怖の長旅を追えたばかりのmorerock だろうと心配される。 ところがmorerock、小さな頃から、”女友達との泊まりッコ”の時には、いつもおしゃべりが過ぎて、興奮して眠れないクセがある。気付けば、最後の生き残りになる事多々。 一人っ子で育ち、幼少の頃、兄弟で夜通し話したり遊んだりした経験がなかったせいか、必要以上にワクワクと興奮値があがり、イベントめいてしまうのである。 眠そうな二人を前に”私は眠くないから、本でも読むよ。お休み!”と元気に読書をスタートすると、”アンタ、化け物??”とM子が大爆笑し、読書のmorerockを1枚パシャ! 、、、というわけで、この旅で最初の写真は、寝ない化け物☆morerock ショット! なのでした。 さあ、翌日は無事起きれたのでしょうか。
by morerock
| 2005-08-16 23:35
| 徒然topics
|
ファン申請 |
||