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最近の私。漫画大好き
特にこのところ”キターっ””萌え〜”な作品3部作(←アキバ系ってこんな感じですか?うる憶えで真似してみましたが) ○ワイルドマウンテン 本秀康著 ○失踪日記 吾妻ひでお著 ○最強伝説黒沢 福本伸行著 いずれも、”男”に大人気と評判の作品である、、、(一体なぜに私がコレにハマるのか、、、?) すべてに共通して言えるのが、”自分大好き”な主人公(男)が妄想に突っ走っては、大失敗を繰り返す。これが大変愉快痛快に描かれておる”自信家”の”自虐”ストーリーたちだ。 ヒーローものにくらべると、しおれてションボリした感がたまらなく切なく男心をそそるのであろう。 (中でも絵もかわいく、あったかい気持にさせられる”ワイルドマウンテン”は女性の皆様にも一押し!) だが”自分大好き!皆に評価されたい!”そ〜んな欲が心にひしめいて止まないのは 果たして、男性諸君だけなのであろうか。 いやはや。 女性諸君をみたまへ。 街で、お店で、電車の中でおしゃべりを楽しむ若い女の子たち。 ”もう、私ってデブー!見てよ〜、このお腹!妊婦う〜”と大声で叫ぶ女子。 どれどれ?、、、、、って、めっちゃガリガリやんけ! この場合は、たいてい傍らにて苦笑いをしつつボヤキを聞いているお友達の方が、たんとお太りになられているものである。 ”メイク”をするのだって、”谷間”を見せるのだって皆同じ。 ”もっと可愛くセクシーになって、皆に評価されたい!アピールしたい!(できるだけ自然に)”そんな風に思う心は健康な証拠。 前置きが長くなりましたが、かつての私は(20代前半から半ば)”彼女は特別な才能がある”と人様から評価されたい欲が非常に強かった。 恐らく、勉強、スポーツ、容姿、、、どれをとっても、自分が抜きん出るアピール性は 無い!とハッキリと現実が見えたせいであろう(それまでは、現実見えてなかったというのもヤバいですが、、)。 ”一般的な評価は得られないけど、私ってスペシャルなの!見る人が見れば解る事よ” 欲しいのはそんなレア感。 そんな欲が、(お得意の)妄想に走り、更に現実化された。これから書くエピソードは、そんなはずかち〜私の暴走日記 -ノンフィクションストーリー ―である。 1)京都へのひとり旅(軽妄想系) 確かに学生の頃から、”バックパッカー”と言われる人種の部類は周囲にも数人存在しており、女友達でもリュック一つもって、インドにまでひとり旅をしてしまう奴もいた。しかし、それはもう別世界の話、、、というか、”ひとり旅”が似合う気質を持ったコだから朝飯前で当たり前であり。 この頼りない”わたくしめ”が突然ひらめいてひとり旅をする、という行為(考え方)がなんだか意外性、話題性に溢れる感じ?カッコよく響く気がして。 ある日私は思い立って、周囲にばりばりアピールした後、京都へのひとり旅へと旅立った。 どうせひとり旅をするのなら、何かアートな事をしてやるぞ! ”自分は特別”そんな思い込みが色々なアイデアを産んだ。 私は京都につくと、さまざまな寺を回っては、道端に座って一服した。当初はタバコの”ポイ捨て”は今ほど厳しくはなかったが”ポイ捨て”がけしからん行為である事ぐらいは当然解っていた。解ってはいたが、これはアートだ。 私は自分のシケモクに片っ端から絵を描いた。名付けて”シケモクアート”。(←貧乏くせ〜、、、) そして、それを人がみていないスキにささっと、”ちょっぴり目立つように”路上に捨てた、、、と言うより、置いてきた(やや正当化した言い回しをしてますが、、、、この場を借りてあらためて。”地球の皆様ゴメンなさい!”) 誰かが ”ん?目下に捨ててあるシケモクに何かあるぞ?ありゃ、、、こんなところに絵が描いてあるじゃないか!なんとユニークなアート。一体どこの誰が?” なんて、驚いてくれたりして。誠に迷惑で勝手な妄想である。 更に私は、路傍の石に片っ端から絵を描いた。シケモクアートにくらべると、石アートは結構素敵な仕上がり、結論としては”エエもんできたな”という自己評価につながった。 もちろん東京に戻るやいなや、ひとり旅の土産話を待っていた(?)友人達には、得意げに言ったのだ。 わがお手製”シケモクアート”と”石アート”を、私がひとり歩いた道しるべ(証し)とした事を! 友達は苦笑いしながらも”さすが!どこか人とは違う事するよね!”と私を評価してくれた。う〜ん、ひとり旅アピール大成功!、、、、、、、だよね? 2)ラブへのプレゼント(重妄想系) 20代半ば頃、私には1年以上もの間、付かず離れず親しくしていた男がいた。 彼と私は、お互いにちょっと変わった人面白い人と自負しており、変わった事、楽しい事、”イン”なもの?(死語すか?イケテるもの、これも死語か。)に目がなかった。 今日はインディアン系。今日はエスニック系。なんて風に服装なんかもテーマにこだわり楽しんだ。 一度だけ一緒にいった旅行の夜は、なぜかターバン(持参)を巻いて、酒を楽しんだ。 音楽もインテリアも好きだった。お互い競って”あの店の内装ヤバいらしいよ!””新しいクラブに行ってみようよ”情報交換をした。たとえアウトドアなイベントでも、 ”ブイヤベースバーベキュー!普通に肉を焼く時代はもう古い!”ってな案配。 だから、とても仲良しでいつでも一緒にいた。 会話も”常にディテールにこだわりたい”と言っていた彼。 だから、つまらない会話はしなかった。仮につれづれなるままに小咄の一つでも投げかければ、たちまち ”ねえ、その話、、、、オチは?”と突っ込まれた。 彼との時間は、刺激と発見に満ちあふれていた。 だけど、穏やかさや安心は無かった。 若かった私は彼に対して確かに”ラブ”な気持ちがあったが(その頃は、安心など要らなかった)、どちらかと言えば彼の方は”情報交換ができる同士(野郎同士)”として、私を認めていたのであろう。、、、、いわゆる恋の片道切符ですわ。アハ(自虐) だがどっちにしても、こんなナルシストな同士がお互いを”ちょっと特別。オレ達ってサラリーマンアーチスト?”(←今考えると火が出るほど恥ずかしいですね!)な〜んて認め合いながら、まい進していったあの頃の私達って、、、、(つまり暇だったのね。うん。)まあ、需要と供給が一致してたようで。幸せでしたね。 さて、そんな彼と知り合って初めての誕生日がやってきた。 ただでさえ、 ”私→彼 :ラブな気持ち。彼女へ昇格したい!でも、彼の気持ちは?” そんな時期であったのだから、この誕生日というイベント、及びプレゼントは非常に重大なターニングポイントとなりうるチャンス。外すわけにはいかなかった。 普通のさわやか男子であれば、”無難な(実用的な)ものをプレゼントするのが一番押し付けがましくなく、ポイントもあがる!”、、、そんなマニュアルを知らないほど、ウブな私ではなかった。しかし、彼と私は「特別」どんな時も”スペシャル”が大好きな二人だ。 現に以前、彼からプレゼントをもらった時なんか、事前に突然、 「あのさ、きっと似合うと思うから、スパイラルパーマかけてきてよ。そう、丁度cofy(映画)の頃のパムグリヤーみたいにさ←スパイラルというよりほとんどアフロ。」 しかし惚れた女の弱味と言いますか。 私ったら早速、パーマ屋へGo! 週明けには、でっかい大爆発ボンバヘッド(by MCAT)へと大変身。部長をはじめとする会社の皆様を驚かせてしまったわ〜。 ”似合う、似合う”としきりに褒めてくれた彼(ちなみに、褒めた人少数) プレゼントは、バーニーズニューヨークのクールなカンザシだった。(なるほどね。 パーマヘアじゃないと使えないもんね。) 話は戻して、そんなスペシャルな人へのプレゼント。だが、私は彼の恋人というわけではない。高価な物品を貢いで、重い想いを抱かせるわけにはいかない。 、、、という事で、当初二人とも大好きだったBossa Novaのコンピレーション盤で、その頃私が最も気に入っていた一押しのCDをプレゼントする事にした。 しかしCD1枚を”ほれよ”と渡すなんてわけには当然いかない。アイデアを絞る私。 丁度、CDのタイトルはEspresso。ジャケットには、コーヒーの絵画が描かれていた。 私は思い付いた。 ”ハコの中いっぱいに香ばしいコーヒー豆。探ってみると中からコーヒーの香りがついたCDが。そのタイトルはEspresso,,,,”やっべー、、、、超オシャレじゃん! 私のアイデアは更にエスカレートする。 ”ただのコーヒー豆じゃ、茶色でなんだか地味。そうだ、コーヒー豆を金と銀に塗ってみよう(プレゼントバージョン”豆”) ” あとそれから、、、、彼へのメッセージはどうしよう。 その頃、多少なりとも自分に絵心を感じていた私(実際、彼や友人からは、私の描く絵が面白いと気に入られていた)。 どうせなら手紙ではなく、1冊のスケッチブックを買って、絵やら文字やら、一緒に撮った写真やらを貼付けて、アートブックを作ってしまってはどうだろう。世界に1冊だけのの本! これぞベストロマンティック!(伝わりますか?妄想中の興奮値の高さが、、、、) 文字だが、日本語で”好き”的な事を伝えるのは照れくさいし、なにせ重いので、丁度その頃、スペイン語を勉強していた彼に合わせ、スペイン語でメッセージを入れる事に決めた。 なんだか忙しくなりそうだ。 私は、有給休暇を取った。彼へのプレゼント大作戦のために(この場を借りて。。”会社の皆様ごめんなさい!”) 図書館にゆき、スペイン語の辞書でめぼしいメッセージをピックアップ。ついでに、 過去の新聞資料を取り寄せて、丁度彼が産まれた日の新聞を拡大コピー。これをさりげなくラッピングペーパーに使うのだ。なんだかわくわくしてきた。 紀伊国屋へ行き、新鮮なコーヒー豆を。続いて画材屋で金と銀の絵の具。 帰宅して、豆を塗る作業。これがなかなかうまくいかずしんどい。床等にも塗料が飛び散ってしまい、情けない事に今日まではがれず残っている(痛々しい過去の傷跡みたいにね)。写真を貼り、得意な絵と、スペイン語でメッセージ。 1日たっぷり使って作ったプレゼント。5000円以内で愛情たっぷり。 さて。 気になる結果は、、、、、、、、。 ただただ彼を驚かせただけだったみたい。 彼は斬新なアイデア(with私からの事細かな説明付き)に喜んでた?とも思うけど、 正直ドン引きだった、、、と今では思う。 結局私は、彼の彼女にはなれなかったからね。後に彼と結婚した女性は、ちょっぴり大人しくてコンサバな笑顔のかわいい人でしたよ。 ちゅーか、この話。数年経った今日でも、すべての友達に”酒のツマミ”として語り継がれている”恥ずかしい逸話”そして、”実話”である。 結局私も、彼が好きというよりは アイデアが次々に溢れちゃう、”なんちゃってアーティスト”な自分が大好きで、そして、、、、、そんな自分を認められたかったのね。彼女になるよりももっと。 だって本当に彼女になりたかったら、こんなプレゼントあげないよ、普通。 1)2)は私の、なんともかわいらしい古傷小咄である。 掘り返す事もなく過ごしてきた毎日。 でもこれら漫画3作品に出会い ”この主人公達って、、、、なんか私みたいだよな”なんて 思わず自嘲しながら、昔を思い出してしまった☆ 斯様なニュアンスのエピソードが嫌いじゃない貴方、是非ともこれらの3作品を、読んでみて下さいね~!
by morerock
| 2005-07-05 01:21
| 徒然topics
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