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(*この話は、実話を少し改ざんしています)
数ヶ月前の話である。 25歳まで彼女ナシ、素人ドーテーと言われた男と、茨城出身32歳の行かず後家女が付き合いはじめた。 男はお勉強はできるものの、その年齢に似合わず、痛くファッションや世間に疎く、風采があがらない上、女性に対してもひどく消極的。そうこうしているうちに25歳になってしまった、そんなヤツである。 ところが、ここ日本で加熱している韓流ブームのおかげ?で、彼は転機を 迎える。そう、、、、今まではただ”細~い”としか言われる事の無かった目元、そして”無表情”で特徴がないとされたそのベース顔が、あの”冬ソナ” サンヒョク役こと、”パク・ヨンハ(様)”にそっくりなのだ。その上、穢れていない誠実なその性格(←穢れるチャンスがなかっただけなんだけどね☆)も、プラスされ・・・コイツって超、韓流ジャン!!・・・かくいう事で、その男(以下”P”)は韓流をウリに、大人社会への第1歩を踏み出したのである。 たまたま、入社した会社が、ちまたでは”華やか”と言われる某商社だった ため、環境には恵まれた。”我こそいけめん”合戦に大忙しの同期達からは、夜な夜な開催される合コンのメンツに引っ張られ、同じ合コンに同席させるからには・・・と全身のコーディネート(含 香水!)まで、お世話してもらう次第。陰ながら”話し方講座”まで行われたとか行われなかったとか。 ざっくり言えば、合コンなんちゅーもんは、場数を踏んでナンボというものである。 成功率(カップル成立)となると、個々人のこだわり等ありますから、場数が決め手!などとは単純に言いがたいのですが、”いつのまにか、異性との会話がすんなりスムーズにできるように!”・・・・それは、場数が産みだしてくれた賜物でしょう。 Pも場数を踏んだ、、、そしてついに出会ってしまったのです☆運命の女神に!! で、32歳の彼女はと言えば、ちょっと引っ込み思案でぽっちゃりした感じのカワイイ人。早くに父を亡くし、今は母親と二人、ひっそりと茨城で暮らしている。 ちょっと距離は遠くとも、初めての彼女のためならエンヤコラ。Pはかつての合コン仲間のお誘いをも断り、毎週車を飛ばしては、彼女に会いにいくのであった・・・・・。 そして、半年の月日が流れた。 かつての合コン仲間だった同期の."J"のところに、ちょっとだけ浮かない顔をしたPがやってきた。 ”最近、彼女&彼女の母親から、がっちり囲みこまれている感じがするんだよね・・・。 やっぱり、このまま結婚しなきゃならないかな・・” なぬ?同期で一番モテなかったPが最初にいくのもオツだぞ!!そう思ったJは、面白半分に、こう答えた。 ”そりゃ、結婚でしょ!イージャン、韓流ブームが終わったらお前の旬も去る事だし。決めちゃえよ!あ、式の司会者は俺やるからサ←目立ちたがり屋J" ”うーん”それでも浮かない顔のPに ”じゃあ今週末さ、バーベキューがあるから、お前の彼女も連れてこいよ!”と、Jは誘ってみることにした。 確かに、彼女の家族にがっちり囲まれているのではPも疲れるだろうしね。気のせいか、なんだか最近のPは、目上の人への媚びのつもりなのかなんなのか、"日曜日のパパ”みたいな落ち着いた(中年風な)服装になってきているし。。。←元々、こだわりがないので、相手次第でコロコロ変わりうるってわけね。 たまには若者大勢でドンチャン!・・・そうすれば、きっとPの気も晴れるだろうと、Jは思った。 そして、バーベキュー当日。晴天。 青空の下で、肉を焼く若人達・・・・。Pカップルを暖かく見守るMr.J・・・・・のはずだったのだが。 Jは愕然としたのだ・・・P's彼女の”嫁はん面”っぷりに! ”いつも、Pがお世話になっております!”に始まり、すべての言動に漂う”嫁”オーラ。”彼は、誰にも渡さないわよ”とばかりに、がっちりとPをガードして、離さなかったという・・・←大丈夫☆誰も取らないから☆ 最初は苦笑いしていたJも、しまいには彼女の”30代女性・決死の結婚願望"オーラを目の当たりにし、恐怖におののいた。 後日、Mr. JはPに言った言葉は、こんなにも変わってしまった。 ”なあ、お前別れたら?また、合コンはじめようよ・・・・” 現在、Pは迷っているという。引っ込み思案な彼女にとって、もう次のチャンスはないかもしれない。誠意を持ってお付き合いを始めたわけだし、ここで別れたりしたら・・・犯罪かな。って。 この話、私はすべてJの口から聞いたのです。ちなみにJは28歳。 まだまだ無邪気なJは、目の前の女も30代・独身と知りながらも、Pの彼女を斬りまくった。 つられて笑ったりしてた私の胸が、あれ?突然、ズキンと痛んだ。 そう・・・・・、私にも手痛い過去があったもんでね! (To be continued)
by morerock
| 2005-04-20 17:07
| 或る男と女の話
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