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4月も終わりオフィスもすっかりG.wムード。
そんなさなか、我が部署から実に華やかな二人の美女が去っていった。 1人は34歳の中堅どころ。anego気質のしっかりモノだが、華奢な体、小動物を彷佛させる愛くるしいお顔立ちなので、年齢はもっと若くみえる。寿退社だ。 もう1人は、28歳の既婚者OLで、彼女は社内異動。フロアでナンバー1の美貌を誇る彼女だが、この度残念ながら秘書部への異動となった。まあ、こういう場合も一応、”さよなら”である。 34歳の彼女の話。 20代後半をカナダ(留学)で過ごした彼女は、現地で出来た彼氏とラブラブ。 近い将来には結婚し、永住も考えていたらしい。 ところが、御年30も近くなった頃、彼氏と親友がデキてた事が発覚。(まさに泥沼) 彼女は、文字どおり”友達も恋人もなくし”1人寂しく帰国した。 関西出身の彼女が次に選択したのは”東京”での一人暮らしだった。 その後、前、本、後厄年を経て、不毛な数年間を過ごした彼女。 ”帰国してからはずっと辛かったよ” 今になって打ち明ける。 ”でも、東京はいいよ。周りが誰も干渉しないから。この年で独身でも、会社にはそういう人が沢山居て、皆それぞれ事情があるのわかってるから放っておくもんね。お互いに。関西はなんでも寝掘り葉掘り聞かれるから、ここ数年の私には厳しい環境だったかもなあ” そんな彼女は、1年ほど前、上司から”取引先に素敵な息子さんが居るから会ってみないか”と薦められ、軽い気持ちで挑んだお見合い(紹介)がヒット。 取引先の息子さんは、静岡県の某社長の跡取り息子。将来は静岡県に永住だ。 気ままな都会暮しに慣れた彼女は、最初は正直迷うところがあったと言う。 だが、クールな都会で5年間突っ走り続けてきた。そして、ふと会った彼は、実にのびのびとした人間で、自然と心が癒されたと言う。 結婚を決断した彼女には、20代前半で寿退社をしていった”勝ち組”達のように華やかなオーラはない。(勝ち組の寿退社と言えば、左の薬指にリング、白やピンクのスーツでのいで立ち、挨拶や送別会では周囲の祝福やからかいを受けて、、、が基本) 次期社長からもらった婚約指輪のダイヤは正直とてもデカかったが、会社最終日になっても、彼女は指輪を左手にはめる事はなく、ひっそりと右手の薬指にはめていた。 (どっちにしても輝いていたけどね☆) ”辞め菓子”定番の ”ベルンのミルフィーユ”を配り、きっちりとした最後のごあいさつには”寿”の一文字も出さなかった。だけど、少しだけ泣いてた。G.W前で人々がそそくさと帰宅する中、彼女は21時を回るまでひっそりと最後の作業を続けていた。 部の半分の人は、彼女の退職理由すらわからないままであろう。実に地味な最後だった。 代わって秘書部に異動の彼女。 入社当時から、美人で華やかで愛嬌があって、”うっかり&ちゃっかり者”(ドラマ ”anego ”より引用)。色々と浮いた話は多かったらしいが、20代半ばには、同期でナンバー1のイケメンと言われた男と、誰もが羨む”美男美女婚”で、ちゃっかりゴールイン! いまどき結婚で仕事を辞めるという考え方は古いという社風もあって、彼女はそのまま会社に残り、優雅なダブル.インカムライフを送っている。 頭の先から足の先までぬかりなく完璧にキメこんだ彼女は、人妻にしてはキャピキャピと落ち着きがないタイプ。一緒に居るとたいてい、社内の噂話、イケメンの話、ファッション&美容の話が中心となるわけだが、なにしろなにをしても可愛いので、私めなんかは少しでも参考にしようと、精一杯そのエキスを吸い込むように心がけている(←無気味?) そんな彼女は異動の時でも、実に華やかなインパクトを我々に与えた。 3種類の辞め菓子は(辞めじゃないが)すべて、前日の深夜に夜なべした手作りモノ!! 社会人生活も10年目を迎える私だが、退職の際ですら、手作りのお菓子を配った人は 1人も知らない。しかも、3種類だ。しかもどれも”焼きっぱなし”の簡単ケーキではない。形もデコレーションもラッピングも凝っていた。 私的には、バレンタインの本命ケーキレベル!!と言ってもいいくらい。 徹夜をしたという彼女だが、クマ一つない、いつものキラキラメークは健在のままだった。 、、、、、完璧だ。 斯様に”勝ち”の女は、努力を欠かさないのかもしれない。ずっと華やかで美しく、思い通りの自分であるために。 対照的な二人のさよなら風景であったが、私は二人とも好きだったなあと思う。 素敵な人たちが居なくなるのは、ちょっぴり寂しいなあなんて、残業しながらベルンも手作りケーキも両方平らげてしまった。(後輩君から、”食べ過ぎです!”と叱られた) こんなんじゃー、まだまだ素敵な辞め組には、ほど遠いのかもなー。。。
by morerock
| 2005-04-30 12:16
| 徒然topics
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