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映画、”エターナルサンシャイン” (ジムキャリー、ケイトウィンスレット主演)を観てきました。
この作品、前々から友人に薦められており、観たい観たいと思いつつもなかなか友人と時間を合わせる機会がなく、止むなく一人、土曜のレイトショーへ。 ラブ・ストーリーとだけあって、前後左右のカップルから、四面楚歌にあってしまった私。 彼氏が居なくなっても、気軽に映画に行ける男友達が居ればええがな・・なんて思っていたが、このところどういうわけか、男日照りな私。 帰郷の人、帰省の人、久しぶりに連絡を取ってみれば、やれ結婚秒読みで忙しい人やら、彼女が出来てラブラブ中の人だわで、しまった!全滅でした・・・・。 映画の前に、親友の経営する居酒屋で一杯ひっかけていると、親友からも、”土曜の夜に一人で映画ぁ?寂しいねえ。ちゃんとナンパされて来なさいよ!”と激を 飛ばされ、”そっか!そういう出会いもアリ?”と微妙に期待したけど。 ま、そんな事はようありませんわな☆ ・・・・話は本題に戻り、そんな邪念だらけ(+ほろ酔い)の状況で観た本編。 もしこれが、甘~いラブ・ストーリーだったら、うっかり画面に向かって、座布団とかゴミとか投げてしまうところでしたが、、、、いやいやなんのその。 この話、厳しさと痛みの満載。すっかり邪念がかき消され、かな~り密な2時間を送ることが出来ました。 詳しいストーリーは映画館で!(*私は、一切本編の関係者ではありません) ま、粗く説明。冬の海で出会ったあるカップルが居た。付き合い始めの頃こそ 仲良しだった二人だが、次第に彼は彼女の奇抜な性格に、彼女は彼の野暮ったさにウンザリするようになり、激しい喧嘩を繰り返した後、破局を迎える。 だが別れた後も、うまく忘れる事が出来ない彼女は、ある会社に依頼し、脳から一部の記憶をなくしてもらう。彼との思い出を全てだ。 一方、彼も彼女の事が忘れられずに、復縁しようと彼女に会いにいくが、すでに彼女の脳からは彼の記憶がかき消されており、彼をまるで憶えていない。 その事にショックを受けた彼が選んだのは、同じく自分の記憶も消してもらう事だった。 だが、記憶を消していく中(仮眠のような状態)で、次々と彼女の思い出が湧いては1つずつ消えていく。最初は喧嘩や憎しみ合い・・・次第に思い出は過去にさかのぼり、出会いの頃の素晴らしかった思い出、楽しかった日々が夢に出てきては消される。彼は、次第に思い出を消したくなくなっている自分に気付くが、作業(手術)はどんどん続行され、悲しいぐらいに思い出がかき消される。彼は夢の中で、思い出が消えないようにと戦い続ける。そして、出会った”冬の海”だけがかろうじて記憶に残った・・・。 知らない人同士として、再び冬の海で出会った二人。果たしてその運命は?! 脳裏に過去の記憶が浮かんでは消えていくシーンなどの特殊映像(言っても、夢の中という設定なので)が、ややホラーじみていて、今ひとつ感情移入は出来ないのだが、(スクリーン酔いしてしまった・・・・事前の飲酒の影響か)言わんとしている事は痛いぐらいに理解できた。 ”忘れてしまいたい”思い出は、実は”忘れたくない”思い出と紙一重である事。 ”忘れられない”のに、無理矢理な力で頭から排除させる事の愚かさ。 それから、もひとつ。縁があれば、何度でも出会い、恋をしてしまうんだなぁ。。と。 どんなに医学や科学が進化しても、"ヒトの気持ち”と言う最も繊細なモノにだけは、メスを入れちゃあいけないんだね! ちなみに昔、よく漫画なんかで”ホレ薬”ってあって(相手に飲ませれば、たちまち自分にメロメロに!みたいなヤツ)願わくば、この薬欲しいなあ☆☆なんて切願したものですが。そんなんもダメですな・・。 3-4年前にヒットした、トム・クルーズの映画で 「バニラ・スカイ」というのがあったが(あの頃は主演トムはんはぺネロペはんとラブラブだったねえ。懐かしや)、この映画、私は割とハマッてしまい、大元ネタの 「オープンユアアイズ」も鑑賞しましたが、(ちなみに大元ネタの方は、エドゥアルド・リノエガ とぺネロペクルスのラテンコンビ。こっちの方がぺネロペはんの言語が生きており、よりセクシーに仕上がってます。お勧め☆) この話も、思い出から逃れようとする余り、思い出と現実がごっちゃになってしまう話・・・。”本当はすでに終わっているのにね・・”ってオチがあります。 ”思い出”ってあなどれないよなあ。 私も忘れられない思い出に翻弄されてばかり。 つい先日も、仲良しの後輩J君に彼女が出来た話で。 ー合コンで知り合ってすぐに意気投合し、たった6日間でとんとん拍子にお付き合い開始。なんと言うか、居心地がよくて・・・ー そんな話を聞きながら、頭の中には2年前の彼の事が、オーバーラップされていた。 ー合コンで知り合って、すぐに意気投合し、たった6時間で好きになり、次の週にはお付き合い開始・・。なんと言うか居心地がよくて・・・ー Jの今後ののろけ話を聞くたびに、また思い出してしまうのだろうな。 そして、今日、5月2日はその彼の誕生日である。 二人っきりなのに、歌を歌ってお祝いした。バカみたいに楽しかった。 忘れたくても、どうしても思い出してしまう事がある。 ”今日だけは、思い出してもいいよね”と自分に言い聞かせてみた。 Eternal Sunshineを観て、無理矢理思い出を消す事を止めた。 自然と忘れる時がくるまでは、思い出と共に生きていこう!と思った。 たとえそれが苦しくても、女々しくてもね。 余談だが。 先日地元で、「あれ?○○○○ちゃんよね?」と声をかけられた。 振り返ったら、よく知っている顔だが、どうしても名前も、どこで知り合ったのかも 思い出せない。 「ひどい!予備校でも大学でも一緒だったでしょ?」と言われ、軽く反省。 しかしながら、いまだに彼女とのエピソードが1つも思い浮かばない。 斯様に、忘れようとしなくても思い出せない人もいる。わ、悪気はないス! 忘れたいのに思い出し、思い出したい事は忘れてしまい。 誠にヒトの脳って、都合の悪いもんですねえ・・・
by morerock
| 2005-05-02 14:43
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